競艇(ボートレース)で「事故率」が「0.70」に近い、それ以上になることを「事故パン」と呼びます。
「事故率」が高い選手は、スタートを攻めることもできず、レース中も競り合うことができない場合があります。
競艇における「事故点」「事故率」「事故パン」について解説します。
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競艇の「事故パン」とは?「事故点」が加算され「事故率」が0.70以上

ボートレースにおける「事故点」とは、選手責任のフライングや不良航法などで加算される点数です。
「事故率」が「0.70」以上の選手は、「事故パン」と呼びます。
競艇の「事故点」とは?
競艇の「事故点」とは、選手責任のフライングや不良航法などで加算される点数です。以下の行為があると「事故点」が加点されていきます。
対象行為 | 事故点 |
優勝戦でのフライング | 30点 |
優勝戦以外のフライング | 20点 |
妨害失格 | 15点 |
選手責任の失格・欠場 | 10点 |
選手責任外の失格・欠場 | 0点 |
不良航法・待機行動違反 | 2点 |
競艇には前期(5月1日~10月31日)と後期(11月1日~4月30日)に分かれる級別審査があります。それぞれ期ごとに「事故点」が加算され、期が変わると「事故点」はリセット(0点)されます。
競艇の「事故率」の計算方法
前述の「事故点」を、出走回数で割ったのが「事故率」になります。
例えばフライングと妨害失格を1回ずつした、出走回数が100走の選手がいたとします。この選手の計算式は以下になり事故率は「0.35」になります。
(20+15) ÷ 100 = 0.35
競艇の「事故パン」とは?
前述の計算式で出た事故率が「0.70」に近い、それ以上の状態を「事故パン」と呼びます。
もし、「0.70」以上のまま前期・後期の期末を迎えてしまうと、どんなに勝率が良いA1選手であってもB2級に降格します。
「事故点が多くてパンパンな状態」から「事故パン」と呼ばれるようになったとされます。また、B2級に降格したこと自体を「事故パンになった」とも言います。
事故パン選手は舟券予想にどう影響するか?

「事故率」が高い選手は、リスク回避のため以下のような走り方を選ぶ傾向があります。
- スタートを思いきって攻められない
- 競り合いを避け、安全運転に徹する
- 無事故完走を優先し、外枠で控えめに走る
- 「一回希望」申請をし、1日1レースだけ出走する
特に「事故率」が高い選手が期末に近づくと、「完走して事故率を下げたい」という意識が強くなり、守りの走りになる可能性があります。
また、「事故率」が1.00を超えると6ヶ月の斡旋保留(=出走停止処分)となり、半年間は収入が絶たれることになります。これを避けるため、選手は消極的な走りになる場合もあります。
「事故パン」の状態を脱出するには、とにかく出走回数を重ね、安全なレースで事故率を下げていくしかありません。
賞典レースからは除外になりますが、競艇選手は「一回希望(1日に1回だけ乗る)」を選択することが可能です。「一回希望」をすることで、「事故率を下げる」「勝率ダウンを防ぐ」狙いがあります。
事故パン選手の見分け方「ボートレース日和」で事故率を確認

「事故パン」に該当する選手を事前に知っておけば、レースの展開予想の大きなヒントになります。
「事故率」は、ネット上で競艇のデータが見られるサイト「ボートレース日和」で簡単に分かります。
このサイトの出走表を見ると選手ごとの「事故点」と「事故率」が記載されており、誰でも簡単にチェックできます。
外部サイト:ボートレース日和
まとめ

事故点・事故率・事故パンを理解すると、レースの見方が変わります。事故率が高い選手は消極的な走りになりがちで、予想に影響します。
舟券購入前に事故率を確認すると、舟券の勝率アップに繋がる可能性があります。