「競艇」では事故率の調整や勝率の維持を目的として、選手は「1回乗り(1回希望)」を選択することが可能です。
ただし、「1回乗り」を選択するとそのシリーズに関しては、「賞典除外」となり準優に乗れません。
なぜ、選手が「1回乗り」を希望するのか紹介していきます。また「1回乗り」を希望する選手の調べ方、舟券への影響を解説します。
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競艇の「1回希望」「1回乗り」とは?

「1回希望」や「1回乗り」は、1日に1レースだけの出走を希望することを意味します。
通常の選手は1日に2走することが多いですが、これを1走のみにすることで以下のような目的があります。
勝率の維持
期末の勝率審査が迫る中、調子が悪いモーターを引いて連敗が続くと、勝率が大きく下がるリスクがあります。
1日1走にすれば、レースで着順を落とす回数を減らせるため、勝率の低下を最小限に抑えることができます。
事故率の調整
事故率が高い選手は、完走を重ねて事故率を下げるために無理な走りを避け、「無事故完走」に徹することがあります。
そのために1回希望を出して、リスクを最小化することがあります。
事故率が高い状態、いわゆる「事故パン」についての詳細は、以下の記事でまとめています。

引退回避・8項回避のための出走
出走回数が一定以下(例えば49走未満)であれば期数のカウントが変わり、退会勧告や出場停止措置(8項)を避けられる場合もあります。
上記のように「1回乗り」は消極的な出走のため、レース展開に影響があると考えられます。
舟券予想には要注意!「1回乗り」は消極的なレースになる可能性も

「1回乗り」を選択した選手は、たとえ成績が良くても賞典除外となるため、準優勝戦や優勝戦に進出できません。
優出のチャンスがないため、勝ちにこだわらない“事故率調整走り”になります。無理な攻めを避け、着順にこだわらない走りに徹し、舟券に絡む可能性が低い場合があります。
※あくまで「1回乗り」の一般論であり、選手によっては異なる可能性があります。
「1回乗り」の見分け方、出走表で「賞典除外」をチェック
「1回乗り」の選手の見分け方は出走表では、「賞典除外」と記載されている部分を確認しましょう。

↑上記は江戸川競艇場の出走表
画像の出走表には書かれていませんが、「1回乗り」の選手を見分けるには、出走表の「賞典除外」欄に注目し、「一回乗り希望のため賞典除外」といった記載を確認しましょう。
この欄に「一回乗り希望」と記載があれば、「1回乗り」を希望している選手です。記載方法は違いますが、どこの競艇場の出走表でも確認できるかと思います。
まとめ

競艇では勝率や事故率が選手の将来を左右するため、期末や終盤になると「1回希望」や「1回乗り」を選択して成績調整を行う選手がいます。
舟券の予想する際は展示データだけでなく、出走表の「賞典除外」の理由にも注目し、1回希望の有無を確認することで舟券の的中率を上げられる可能性があります。