競艇(ボートレース)には、出走表には表示されない「隠れF(フライング未消化)」の選手が存在します。
とくに注意すべき時期は、前期・後期の入れ替えが行われる5月と11月。この時期は、出走表にF表記のない“フライング持ち”選手が紛れている可能性があり、舟券予想において見落とすと大きなリスクになります。
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競艇のF(フライング)とは?

競艇のスタートは「フライングスタート方式」で行われ、スタートタイミングの規定よりも早くスタートラインを通過すると「F(フライング)」、遅れると「L(出遅れ)」と判定されます。
F・Lの違反を犯した選手はすぐにレースを棄権することになります。また、F・Lとなった選手に絡んだ舟券はすべて返還対象となります。
競艇のフライングの罰則や詳細については、以下の記事でまとめています。

「隠れF持ち」とは?5月・11月は特に注意

フライングや出遅れをした選手の出走表には「F」や「L」の表記があり、該当選手は一目でわかります。
一般的にFを持つ選手はスタートが慎重になりやすいため、舟券予想にも大きく影響します。(※例外的にFを持っていても、スタートを攻める選手も存在します)
ところが、競艇には出走表にFの表記がない「隠れF持ち」という選手がいます。フライングによる出場停止期間がまだ消化されておらず、今後休みに入る予定の選手を指します。
特に注意が必要なのは、競艇の期が切り替わる「5月」「11月」。競艇は年間を「前期(5/1~10/31)」「後期(11/1~4/30)」に分けており、期が変わるとそれまでの「F」や「L」がリセットされ、表記もなくなります。
例えば前期10月にフライングした選手でも、すでに後期11月のレースに斡旋されていれば、そのレースへの出場を終えてからフライング休みに入ることになります。
つまり、出走表上ではFの表示がないが、実際にはフライングによる出場停止処分が残っている選手がいる、ということです。
この場合、11月の出走表には「F」の表記がなくなるため、「隠れF」として扱われます。
期が変わる5月・11月は、このような未消化Fを持つ選手が出走している可能性が高いため、予想の際は特に注意が必要です。
なぜ「隠れF持ち」の選手を知るのは重要なのか

フライング未消化の選手が新たにフライングをすると、その分の出場停止日数が加算されます。
期が変わっているため、「F1(1本目は30日間の出場停止)」としてカウントされますが、それでも慎重なスタートになりやすい傾向があります。
一般的にフライング未消化の選手がスロー勢にいるとスタートで遅れるリスクがあり、ダッシュ勢の場合もスタートで思い切った攻めに出づらくなります。
「隠れF持ち」「F未消化」競艇選手の調べ方

「隠れF」に関しては、有料の予想専門誌「ボートレース研究」には未消化として掲載されています。
例えば江戸川競艇場の公式サイトでは、「ボートレース研究」の簡易版を無料で見ることが可能です。
今日から級別審査の1節目ですが「前期のF休み」をこれから消化する選手もいます。
「誰がF休み未消化?」はHPで公開している専門紙「研究」の紙面でチェック✍️
特に「隠れF2本持ち」の西舘選手と長谷川選手は、どこまでSで踏み込めるか注目です‼️ pic.twitter.com/aDW5SG0AGZ
— 【公式】ボートレース江戸川 (@03edogawa) November 2, 2021
上記のように「未60日」と記載があり、簡単に「隠れF」の選手がわかります。ただし、無料の出走表には表記されていません。
出走表では分からない「隠れF」の選手を簡単に調べる方法としては、ネットで競艇のデータが見られる「ボートレース日和」があります。
「ボートレース日和」の出走表のフライングを見ると、「未消化」の項目があります。「未消化」の欄に「1」「2」という記載があれば、「F未消化」の選手になります。
詳しくは、「ボートレース日和」の出走表をチェックしてください。
外部サイト:「ボートレース日和」公式
まとめ

「隠れF」とは、出走表に表記のないフライング未消化の選手のことです。
特に注意すべきは5月・11月の期変わり直後。F表記がリセットされており、「隠れF」の選手が存在します。
有料の予想紙や「ボートレース日和」などのサイトを活用して、隠れF持ちの有無を確認するのがおすすめです。