競艇(ボートレース)の「前づけ(まえづけ)」とは、スタート前の進入を有利にするために、外枠の選手が内枠のコース取りを狙う行為のことを指します。
この“進入争い”によってレースの展開が大きく変わるため、「前づけ」を理解することは舟券予想に重要なポイントです。
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競艇「前づけ」とは?意味・ルール・メリットを初心者向けに解説

競艇の「前づけ」とは「待機行動中(ピットアウトからスタートまでの時間)」に、外枠の選手が進入コースを内側に割り込む戦法のことを指します。
競艇は1号艇~6号艇の選手が、そのまま同じコースを走る必要はありません。例えば5号艇や6号艇の選手が、1コースや2コースなどの内側を狙いにいくのが「前づけ」です。
通常、ボートレースでは枠なり(コース順通りの進入)が一般的とされていますが、選手によっては勝機を高めるため、より有利とされる内側コース(インコース)寄りを強引に奪いにくるケースがあります。
上記の動画は6号艇の「池田奈津美」選手が「前づけ」、3号艇・1号艇が抵抗して「深イン」になった状態です。そのためスロー勢は、ダッシュ勢に飲み込まれたレース展開になっています。
「前づけ」が起きやすい条件は?スタート展示に注目

「競艇」では「前づけ」が毎回見られる戦法ではありませんが、以下のような状況でよく見られます。
- 勝負がけの選手(得点率ボーダー上の選手など)が、スタートで主導権を握りたい時
- グレードレースで地元選手が気合いを入れてくるとき
- 優勝戦・準優戦などで、内枠を奪うことで勝機を見出そうとするとき
- イン屋タイプの選手が外枠に配置されたとき(後述)
「前づけ」は、その選手がどこまで内を取りにくるか、何コースになるかが予想の鍵になります。スタート展示で、進入の傾向を掴んでおくことが舟券攻略に繋がります。
ただし、まれに本番のみ「前づけ」したり、スタート展示のみ「前づけ」する選手もいるので、注意してください。
「前づけ」の舟券攻略ポイント|出目と買い目の狙い方

外枠から「前づけ」する場合、1号艇は強く抵抗するため「前づけ」の艇が入れるのは基本的に2コースまでというケースが多いです。また、全艇が抵抗した場合は、オールスロー(全艇がスロースタート)になる可能性があります。
「前づけ」が行われた場合、スタート位置が通常より短くなる「深イン」になり、イン逃げの確率が低くなる傾向があります。
以下からは「前づけ」で2コースまで侵入したパターンの出目・買い目の例です。
パターン1:インが深くなり、差し・まくりが決まる
進入が深くなったことで、1号艇・2号艇ともにスタートで加速がつかず、外の艇(3~5号艇など)が「まくり」などが決まるケース。
- 出目例:3-4-1、4-3-2、5-3-4
- 買い目例:3-4-全、4-3-全、3-5-全
パターン2:インがそのまま逃げる
進入が深くなっても、1号艇がスタートを決め、逃げ切る展開になるパターン。
- 出目例:1-2-3、1-3-2、2-1-3
- 買い目例:1-全-2、1-2-全、2-1-全
パターン3:ダッシュ勢が台頭
進入が極端に深くなり、スロー勢(1~3コース)が、ダッシュ勢(4~6コース)に飲み込まれ、まくり・まくり差しで上位独占。
- 出目例:4-5-3、5-4-6、4-6-5
- 買い目例:4-5-全、5-4-全、4-6-全
「前づけ」常連の代表的なイン屋選手一覧
以下は、ボートレース(競艇)で「前づけ」を積極的に行うことで有名なイン屋選手の代表的な一覧です。(※2025/07/12時点の情報)
- 西島義則
- 深川真二
- 江口晃生
- 今村暢孝
- 西田靖
- 上瀧和則
- 村上純
- 鈴木幸夫
- 田頭実
- 石川真二
- 池田奈津美(女性レーサー)
上記の選手に限らず、 勝負がけやグレードレースが地元選手の場合は、「前づけ」をする可能性があります。
「前づけ」できない「進入固定レース」とは?

各競艇場では、初心者にも買いやすい「企画レース」が設定されている場合があります。
企画レースの「進入固定レース」などでは、あらかじめ選手の進入コースが予め決められており、「前づけ」行為は禁止されています。また、過去には全レース進入固定戦として行われるシリーズもありました。
このような「進入固定レース」では「前づけ」など、進入コースを変更することはできません。
例外として「江戸川競艇場」では、ほとんどのレースでコース取りが行われず、枠番通りの進入となるのが一般的です。ただし、新人選手が6号艇に回るなど、例外的に外枠へ移動するケースもあります。
江戸川は河川を利用した競艇場で「川の流れがある」「ピットから2マークまで距離が短い」などの理由もあり、選手間での暗黙のルールとなっているようです。
とはいえ、江戸川で前づけが完全に禁止されているわけではありません。過去には、深川真二選手が6コースから45メートル起こしでスタートしたレースもあり、その様子はYouTubeにも残っています。
まとめ

「前づけ」はスタート展示からある程度予想できますが、本番で進入が急変するケースもあるため、展開予想力が問われます。ポイントは以下の通りです。
- 「前づけ」で「深イン」=波乱展開が起きやすい
- イン屋選手がいるレースは必ず確認!
- 進入固定レースでは「前づけ」不可