常滑競艇の水面特徴と出目傾向は？短期開催の舟券攻略・無料予想情報

常滑競艇場（ボートレースとこなめ）で予想するために必要な情報、水面特徴・決まり手傾向・舟券攻略ポイントをまとめました。

常滑競艇場の一般戦は短期開催（4日間）が多く、逃げ有利の競艇場です。

 

※7/5更新※「にっぽん未来プロジェクト競走」モーター評価

2025年7月6日（日）から開催「にっぽん未来プロジェクト競走inとこなめ」の上位モーターは、2連対率「44.9％」を誇る「22号機（中村栄治B1）」です。

2連対率「42.7％」の「61号機（中嶋世奈B2）」は、直線系が抜群の要注意モーターです。

また、2連対率「30.9％」ですが「49号機（谷川里江B1）」は、前節優勝した最近の注目モーターです。

今節は2連対率トップのモーター「51号機」の使用はありません。

 

常滑競艇場とは？基本情報と水面図を紹介

↑常滑競艇場の第1ターンマークの画像、バック側128mと屈指の広さを誇る

常滑競艇場は、愛知県常滑市にある競艇場で、1953年に開設された競艇場です。中部国際空港（セントレア）にも近く、地方から飛行機からのアクセスも抜群です。

 

常滑競艇場の基本データ

• 開設：1953年（昭和28年）
• 所在地：愛知県常滑市
• 水質：海水
• 開催形態：デイレース
• チルト角度：‐0.5〜+3.0度（2.5除く）
• 特徴：ボート全体が覆われるほどの長いピットスロープ

 

常滑競艇場の水面図

↑常滑競艇場のコース水面図

常滑競艇場の第1ターンマーク（1M）バック側の広さは128メートルあり、全国の競艇場の中でも屈指の広さを誇ります。

 

常滑競艇場の水面特徴とは？常滑の舟券を初めて買う人は注意！

4日間の短期開催が多い「常滑競艇場」の水面は、以下の特徴があります。

 

広い1マークバック側でスピード勝負ができる

常滑競艇場の1マークは、バック側が広く開けた設計になっているため、スピードを活かした旋回がしやすい構造です。

特にセンター・アウト勢にとっては、「まくり」や「まくり差し」を狙う余地が十分にあり、スタートが決まった選手が外から一気に仕掛けてくる展開もよく見られます。

インが有利とはいえ、「握って回る選手」や「展開を突く差し」も決まりやすいのが常滑の特徴です。

 

短期開催は予選は強い選手が1号艇に乗る

常滑競艇場では、4日間の短期シリーズ開催が多いのが特徴です。予選レースはA級選手や地元の有力選手が1号艇に配置される機会が多く、イン逃げが決まりやすい傾向があります。

• 全国平均イン勝率：約55%
• 常滑競艇場イン勝率：約58%（直近1年間）

この数字からも分かるように、常滑はインが比較的強い競艇場といえます。

初日や2日目の予選で1号艇にA1・A2級選手が入っていれば、素直に「1着軸」で狙う戦法が有効です。ただし、グレードレースなどに関しては予選レースは枠順が平等に割り当てられるのでご注意ください。

 

常滑競艇場はピット離れが難しい

常滑競艇場のピットスロープは非常に長く、ボートが完全に覆われるような独特の構造になっています。ボートが半分くらい覆われる他場と比べてピット離れに差が出やすい競艇場といえます。

ピット離れが悪いとコースを奪われる展開があるため、展示航走の進入や選手コメントから「ピット離れが鍵になるレース」を見抜ければ、高配当のチャンスにもつながります。

 

海水の水面、水面は干満差なし

常滑競艇場の水質は海水です。全国的に見ても珍しい人工プール型の海水水面となっており、潮の流れの影響はなく、レース開催中は水門を締めているため、干満差はありません。

「海水」の競艇場は、淡水に比べて体重差の影響が出にくいとされ、以下の影響があります。

• 淡水より浮力が高いため、艇が浮きやすくなり、スピードが出やすい
• 一方でターンの際に流れやすく、旋回の難易度がやや上がる
• 経験や調整力に差が出やすく、海水に慣れた選手が有利

 

常滑競艇場の風の影響は？

常滑競艇場は潮の影響はありませんが、風の影響は受けやすく、特に冬場は強い向かい風が吹くことが多いため、風速や風向きは、必ず確認したい重要ポイントです。

• 向かい風が強い日は…ダッシュ勢に有利に働く
• 追い風が強い日は…インが逃げやすく、1号艇からの順当決着が増える

 

常滑競艇コース別入着率から分析、初心者におすすめの舟券戦略

3ヶ月のデータに基づく、「常滑競艇場」のコース別の1着～3着率は以下の通りです。

	1着	2着	3着
1コース	61.9%	15.9%	8.3%
2コース	10.8%	30.8%	16.5%
3コース	10.6%	20.0%	21.8%
4コース	9.7%	17.0%	20.6%
5コース	7.2%	12.0%	21.9%
6コース	1.5%	5.8%	12.1%

データ出典：ボートレース公式サイト 2025/02/01～2025/04/30

舟券を始めて買う方は、まず1コースを軸とした舟券戦略がおすすめです。

全国平均と比べてインの勝率はやや高めですが、絶対的な「イン水面」ではないため、外枠からの差し・まくりも狙えます。おすすめの買い方は以下の通りです。

• 1コース軸で「1-2-3」「1-3-4」などの定番フォーメーション
• 「3-1-全」「4-1-全」などセンター攻めのフォーメーション

 

展示航走と風の強さ・向きに注目するだけで精度が一段上がります。

以下より、「決まり手別」「出目データ」「企画レース」から見た舟券攻略情報を紹介します。

 

常滑競艇場の決まり手に注目した舟券攻略

常滑競艇場の決まり手には、他場と比較しても風や進入の影響を強く受ける特徴があり、舟券戦略に大きなヒントを与えてくれます。

以下からは、主な決まり手の傾向と、舟券への具体的な活かし方を紹介します。

 

常滑競艇場・決まり手別出現率

1年間のデータに基づく、「決まり手」別の1着率は以下の通りです。

	逃げ	差し	まくり	まくり差し	抜き	恵まれ
1コース	93.0%	0.0%	0.0%	0.0%	6.8%	0.2%
2コース	0.0%	53.8%	37.6%	0.0%	7.4%	1.2%
3コース	0.0%	8.7%	57.5%	23.7%	9.0%	1.2%
4コース	0.0%	22.3%	49.2%	20.1%	7.9%	0.6%
5コース	0.0%	4.3%	30.2%	51.2%	11.7%	2.5%
6コース	0.0%	19.6%	37.5%	28.6%	12.5%	1.8%

データ出典：艇国DB 2024年5月1日 ～ 2025年4月30日

常滑競艇場は1コースの1着率が高くイン逃げが基本軸。ただしセンター勢の攻めや大外の一発も侮れません。

決まり手は風やピット離れ次第で崩れるため、展示と進入から展開を読むのが舟券攻略の鍵です。

 

向い風が強いと1号艇のスタートが遅れやすい

向かい風が強くなると、1号艇がスタートが遅れやすくなります。

• 風速3m以上の向かい風の日は要注目
• ターン回りの良い選手、展示タイムの良い2コース選手の「直まくり」も狙い目
• ダッシュ勢力からの一撃も

 

「まくり」を狙った買い目

常滑は1マークのバック側が広く、握って回れるスペースがあるため、センター勢（特に3・4号艇）の「まくり」「まくり差し」が決まりやすい競艇場でもあります

3コースまたは4コースの選手の「まくり」を狙った場合、基本の買い目は以下の通りです。

• 基本の買い目：3-4-全、3-5-全、4-5-全、4-6-全
• 穴狙を狙うなら「まくり」を仕掛けた選手の外側

 

「まくり差し」を狙った買い目

3コースまたは4コースの選手の「まくり差し」を狙った場合、基本の買い目は以下の通りです。ダッシュ勢が強い選手なら「センター戦からの本命崩し」を狙う価値はあります。

• 3コース「まくり差し」が決まった場合、1号艇残りの「3-1-全」「3-全-1」
• 4コース「まくり差し」が決まった場合、5号艇の差し・展開突きで「4-5-全」「4-全-5」

 

 

3連単の出目データから見る常滑の舟券攻略情報

常滑競艇場の3連単の出目データランキングTOP10は以下の通りです。

順位	出目	占有率	平均配当
1	1-2-3	7.0%	1,208円
2	1-2-4	5.7%	1,341円
3	1-3-2	5.0%	1,570円
4	1-2-5	4.4%	2,006円
5	1-3-4	4.2%	1,346円
6	1-4-3	3.4%	2,631円
7	1-3-5	3.3%	1,992円
8	1-4-2	3.2%	1,657円
9	1-2-6	3.0%	2,477円
10	1-4-5	2.9%	2,992円

データ出典：艇国DB 2024年5月1日 ～ 2025年4月30日

常滑競艇場では3連単の上位出目10点すべてが「1号艇1着」で、イン逃げの信頼度が非常に高いことがわかります。

1号艇から本命を狙うなら「1-2-3」や「1-2-4」など1-2軸の組み合わせが高い出現率を誇り、安定した舟券戦略が可能です。1号艇から狙っても「1-4-5」や「1-2-6」などは平均配当が高いです。

 

常滑競艇場の企画レースの舟券攻略情報

常滑競艇場では初心者にも買いやすい1日2回の「企画レース」が設定されています。ただし、「企画レース」は基本的に当てやすいレースなので、堅い決着が多いです。

常滑競艇場の「企画レース」は以下の通りです。いずれも1号艇にA級選手が配置されるレースです。※「企画レース」はSG・GⅠなどのグレードレース開催時や、一部のシリーズでは実施されません。

基本的な舟券戦略としては、1号艇の逃げを前提に「2着・3着」をどう組み立てるかがポイントです。

一方で、穴を狙う場合は、1号艇が敗れる波乱パターンを想定し、2・3・4号艇あたりからの「差し」や「まくり」を軸にした舟券を検討しましょう。

 

無料で使える常滑競艇場の予想情報

競艇にはスポーツ新聞が発行している有料予想紙や、買い目を有料で販売しているサイトもあります。

有料で買わなくても、競艇場に行けば出走表は無料でもらえます。（公式HPから出走表はダウンロード可能）

また、予想に関しては「ボートレースとこなめ」公式HPで、以下の予想が無料で配信されています。

• 直前記者予想
• VPower予想
• 日刊スポーツ記者による直前予想（グレードレースのみ）

 

直前記者予想

レース当日には、展示タイムや周回展示の動き、整備情報などリアルタイムの材料を反映した、常滑競艇の現地記者による直前予想が公開されます。

 

VPower予想

VPower予想は、選手の過去成績、モーター勝率、コース別実績などのデータを基に、独自のロジックで選手の力量をスコア化して、レースを予想しています。

 

日刊スポーツ記者による直前予想（グレードレースのみ）

常滑競艇場でグレードレースが開催される場合は、日刊スポーツ記者による直前予想も公開されます。

上記の予想は無料なので、買い目に迷った場合は参考にするのも良いかと思います。

 

まとめ

常滑競艇場は、ピット離れの特殊性と風の影響を受けやすい立地が予想のカギとなる競艇場です。舟券で勝つために意識したいポイントは以下の通りです。

これらをしっかりチェックして、常滑攻略で回収率アップを目指しましょう！

買い目に迷ったらプロにおまかせ！

「どれを買えばいいかわからない…」そんな時は、プロの予想を活用するのが一つの方法です。

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