多摩川競艇場(ボートレース多摩川)で予想するために必要な情報、水面特徴・出目データなどの舟券攻略ポイントをまとめました。
多摩川競艇場は、24場の中でも風と波の影響が少ない「日本一の静水面」として知られています。ただし、淡水特有の特徴や気候変動の影響を受けやすく、勝率を上げるには“多摩川ならではの舟券戦略”が必須です。
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多摩川競艇場とは?基本情報と水面図を紹介
↑上記は多摩川競艇場の1マーク、他場と比べてバック側が広い
東京都府中市にある多摩川競艇場は、「日本一の静水面」として知られています。イン逃げが弱い関東の競艇場(平和島、江戸川、戸田)の中では1号艇の1着率が高く、予想がしやすい場の一つです。
「多摩川競艇場」という名前が付いていますが、東京都と神奈川県の県境を流れる「多摩川」の水を使った競艇場ではありません。人工的に作られた池です。
多摩川競艇場の基本データ
- 開設:1954年(昭和29年)
- 所在地:東京都府中市
- 水質:淡水
- 開催形態:デイレース
- チルト角度:‐0.5〜+3.0度(2.5除く)
- 特徴:日本一の静水面
多摩川競艇場の水面図

↑多摩川競艇場のコース水面図
1マーク・2マークともに広く設計されており、旋回スペースに余裕があります。
スタンド反対側には防風林が設置されており、風の影響を受けにくい「静水面」と相まって選手のターン技術が勝敗を大きく左右します。
多摩川競艇場の水面特徴とは?初めての舟券で押さえるポイント

多摩川競艇場は「静水面」のため一見、堅実なイン勝ちが目立つように見えますが、季節・水質・コース特性を理解していないと舟券予想を外しやすい場でもあります。以下が主な水面特徴です。
- インの勝率は全国平均レベル(約55%)
- 3・4コースからのまくり、まくり差しが決まりやすい
- 春・夏はイン逃げ率が低下傾向
- 淡水のため、体重の重い選手は不利
多摩川競艇場【1コースの勝率】多摩川のイン逃げは“堅すぎず荒れすぎず”
多摩川競艇場は全国24場平均とほぼ同じ、イン1着率は約55%前後です。スタートで先手を取れれば逃げ切れる場ですが、スリット遅れやセンター勢の仕掛けによっては崩れることもあります。
「1コース1着率」1年間のデータでは「57.6%」と、全国24場と比べても17位です。
競艇場 | 1コース1着率 | |
1位 | 徳山 | 63.1% |
↓ | ||
17位 | 多摩川 | 53.6% |
↓ | ||
24位 | 戸田 | 43.3% |
データ出典:艇国DB 2024年6月1日 ~ 2025年5月31日
3・4コースからスピード勝負!センターの攻撃に注目
多摩川競艇場は前述の水面図の通り、1マークのバック側が108mと広いため、スピード旋回が可能です。
一般戦ではA級選手が3・4コースに入ると、インをまくる一撃が決まりやすくなります。
【春・夏】は1コース信頼度ダウン
春は緩い向かい風が吹くことも多く、1号艇のイン逃げ率が低くなる傾向になります。また、他の競艇場と同じように気温が高くなる【春・夏】はモーター性能に差が出やすいです。
【春・夏】のスタート展示で1号艇が出遅れている場合は、イン逃げを信頼しない方が良いです。
多摩川競艇場の水質は「淡水」のため体重の重い選手は不利
多摩川競艇場の水質は「淡水」です。「淡水」の競艇場は、海水に比べて体重差の影響が出やすいです。
競艇場には「海水」「汽水」「淡水」があります。一般的に海水には塩分が含まれるため浮力差は「海水>汽水>淡水」になります。
淡水は浮力が弱いため、体重が重い選手は加速・直線伸びで不利になります。特にインやセンターで重い選手が出走する場合は注意が必要です。
「多摩川競艇場」コース別入着率から分析、初心者におすすめの舟券戦略

3ヶ月のデータに基づく、「多摩川競艇場」のコース別の1着~3着率は以下の通りです。
1着 | 2着 | 3着 | |
1コース | 54.6% | 17.5% | 8.2% |
2コース | 15.8% | 25.5% | 16.0% |
3コース | 12.9% | 21.2% | 18.0% |
4コース | 9.3% | 13.3% | 24.6% |
5コース | 6.6% | 15.2% | 21.1% |
6コース | 1.2% | 8.0% | 12.9% |
データ出典:ボートレース公式サイト 2025/03/01~2025/05/31
多摩川競艇場の舟券を初めて購入する方には、まず1コースを軸とした舟券戦略が基本です。
ただし、3・4コースのセンター勢の連対率・3着率が高いのも特徴です。特に4コースの3着率は非常に高いです。
淡水特有の浮力の低さによる艇の伸び不足や体重の影響により、選手の力量差が出やすい傾向もあります。そのため、展示航走やモーターの気配をしっかりチェックしながら、内枠・外枠のどちらも柔軟に舟券戦略に取り入れることが重要です。
- イン逃げ基本:「1-2-4」や「1-3-4」など、信頼度の高い1号艇を軸にした本命
- センター攻め:「3-1-全」や「4-1-全」など、センターからの「まくり」「まくり差し」展開
- 3着穴狙い:「1-2-5」「1-3-6」など、1・2着は堅く、3着に5・6号艇を絡めて高配当を狙う
以下より、「出目データ」「企画レース」から見た舟券攻略情報を紹介します。
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3連単の出目データ、ランキングから見る多摩川の舟券攻略情報

多摩川競艇場の3連単の出目データランキングTOP10は以下の通りです。
順位 | 出目 | 占有率 | 平均配当 |
1 | 1-2-3 | 6.8% | 1,134円 |
2 | 1-3-2 | 4.6% | 1,614円 |
3 | 1-3-4 | 4.6% | 1,598円 |
4 | 1-2-4 | 4.5% | 1,548円 |
5 | 1-2-5 | 4.5% | 2,319円 |
6 | 1-3-5 | 3.9% | 2,086円 |
7 | 1-4-2 | 2.9% | 2,232円 |
8 | 1-2-6 | 2.6% | 3,049円 |
9 | 1-3-6 | 2.4% | 2,320円 |
10 | 1-5-2 | 2.3% | 3,811円 |
データ出典:艇国DB 2024年6月1日 ~ 2025年5月31日
多摩川競艇場は1号艇の1着率が高く、出目ランキングでも「1-2-3」「1-3-2」「1-3-4」「1-2-4」など、1-2軸・1-3軸の組み合わせが上位を占めています。
堅実に狙うなら、1号艇を軸にしたフォーメーションが基本戦略となります。
一方で、「1-2-5」「1-3-5」「1-2-6」など、3着に5号艇や6号艇が絡むと配当が2,000円~3,000円台まで上昇します。1着は堅く、3着に外枠を絡める「ヒモ荒れ狙い」が有効です。
「多摩川競艇場」企画レースの舟券攻略情報

多摩川競艇場では、初心者にも買いやすい以下の「企画レース」が設定されています。※「企画レース」はSG・GⅠ・GⅡ・一部のGⅢ開催時を除いて実施されます。
第1レース「まつりだone」原則A級選手2名とB級選手4名の番組編成
「まつりだone」ではA級選手が2名、他がB級選手のため、2人の位置取りが予想の軸となります。
- A級選手がスロー(1〜3コース)にいるなら、逃げ・差し展開中心
- センターやアウト(4〜6コース)にA級がいる場合は、まくりや波乱の可能性も高くなる
基本的に「まつりだone」は当てやすくオッズが低いレースです。ただし、B級選手が勝ちそうなレースであれば、大穴を狙えるレースとなります。
無料で使える多摩川競艇場の予想情報

競艇にはスポーツ新聞が発行している有料予想紙や、買い目を有料で販売しているサイトもあります。
有料で買わなくても、競艇場に行けば出走表は無料でもらえます。(公式HPから出走表はダウンロード可能)
また、予想に関してはボートレースまるがめ公式のHPで、以下の無料予想が配信されています。
- 前日記者予想
- JLCデータ予想
- 地元記者による直前予想(グレードレースのみ)
多摩川競艇場の前日予想
地元新聞社などの競艇担当記者が、現地の気象状況や選手の機力などを踏まえて前日に予想を発表しています。
担当記者の経験と現場の“肌感覚”に基づいた予想は、初心者はもちろん、中級者にとってもレース展開のヒントになるでしょう。
JLCデータ予想
JLCデータ予想とは、ボートレース専門放送局「JLC(日本レジャーチャンネル)」が提供する、選手・モーターデータ、独自の統計に基づいた公式予想です。
JLCデータ予想も、前日のボートレース多摩川のサイトに公開されています。
地元記者による直前予想(グレードレースのみ)
グレードレースになると「地元記者による直前予想」も公開されます。展示気配・狙い目をしっかり書かれた、信頼性の高い直前情報が無料で入手できます。
上記の予想は無料なので、買い目に迷った場合は参考にするのも良いと思います。すべて、多摩川競艇場の公式ページから参照できます。
外部サイト:ボートレース多摩川公式
まとめ

多摩川競艇場は、風や潮の影響をほとんど受けない静水面です。基本的には1コースの信頼度が高く、データに基づいた予想がしやすいことから、初心者にもおすすめの場と言えます。
ただし、淡水特有の浮力の低下(特に春〜夏)や、体重・モーター性能の影響が結果に直結する場面も多く、注意が必要です。
多摩川で勝つために意識したいポイントは以下の通りです。
- 静水面で基本はイン信頼。ただし、スタート次第でセンター勢のまくりにも警戒
- 春〜夏の浮力低下時期は、1号艇の逃げ信頼度がやや下がる傾向あり
- 体重やモーター・展示タイムのチェックは必須。重い選手は直線で伸び悩むケースも
- よく出る出目は「1-2-3」「1-3-2」「1-2-4」などの王道フォーメーション