競艇(ボートレース)では、2025年5月から新たな試みが始まっています。
競艇で使用するモーター燃料が、環境に優れた「E30ガソリン」に切り替わりつつあります。
テスト導入となった「ボートレースびわこ」では、従来とは異なるレース結果(高配当の増加など)が見られ始めており、舟券予想にも影響が出ています。
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競艇の新燃料「E30ガソリン」とは?

E30ガソリンは、従来のガソリンに植物由来のバイオエタノールを30%混ぜた新燃料で、CO2排出量を約12〜15%削減できる環境対応型です。
2025年にボートレースびわこで全国初の導入が行われました。これに対応し、新型モーター「ヤマト331CN型」も登場。キャブレターのパイロットジェットが拡大され、低速域でのエンスト防止や安定性が向上しています。
高回転域の性能は従来とほぼ同じですが、燃料の性質によりスタート感や加速に変化が見られ、レース展開や舟券予想にも影響が出始めています。
「E30ガソリン」テスト導入は「ボートレースびわこ」と「大村競艇場」から

新燃料「E30ガソリン」のテスト導入は、まずは淡水の「びわこ競艇場」で開始されました。
びわこでは2025年5月1日開幕のGⅢオールレディース「ビーナスちゃんカップ」から、7月13日まで試験的に使用されています。
続いて海水の「大村競艇場」でも、2025年6月22日開幕の「西日本スポーツ杯」から、7月20日まで試験的に使用されています。
※期間中の状況次第ではテスト期間延長、テスト結果が良好であれば、他場への展開も検討される可能性があります。
新燃料によるモーター性能・レース傾向・舟券予想の変化

「E30ガソリン」の導入によって、レース展開や舟券予想にもさまざまな変化が出ているとの声があります。現時点での観測や選手のコメントなどから見られる傾向として、以下のポイントが挙げられます。
※これらは導入初期の傾向や関係者の声に基づくものであり、今後データの蓄積によって変化する可能性もあります。ご参考程度にご覧ください。
- スタート時の加速が鈍く、直線の伸びが向上
- インコースの勝率低下とアウトコース台頭
- 高配当(万舟券)の出現率増加
- 展示タイムのばらつき拡大
- 調整適応の差と選手コメントの重要性
スタート時の加速が鈍く、直線の伸びが向上
序盤の加速が弱くなった一方、直線の伸びは強くなったと選手からの声があります。導入初期のびわこでは、フライングの増加も見られました。
インコースの勝率低下とアウトコース台頭
びわこでは1号艇の勝率が下がり、4・5号艇などの外枠からの勝利が増加。アウトコースにも注目が必要です。
高配当(万舟券)の出現率増加
イン信頼の低下で本命決着が減り、万舟券の出現が増加。波乱展開が多く、穴狙いのファンには好機です。
展示タイムのばらつき拡大
エンジン調整が難しくなり、展示タイムに差が出やすい傾向に。ただし、好タイムが必ずしも結果に直結するとは限りません。
調整適応の差と選手コメントの重要性
新燃料への対応には選手ごとに差があり、コメントから調子を読み取ることが大切です。特に「起こし」や「足まわり」の感想は予想の参考になります。
E30の導入で、これまでの「イン有利」が崩れつつあります。モーター調整や選手コメントを重視することが、これからの舟券攻略には欠かせません。
まとめ

競艇では、環境配慮型の新燃料「E30ガソリン」がテスト導入されています。
今後の本格導入次第でレース傾向や予想セオリーにも大きな変化が起こる可能性があります。今のうちに影響をチェックしておけば、変化を先読みした“先行者利益”で舟券的中につながるかもしれません。