競艇(ボートレース)は、モーター性能や選手のスキルだけでなく、気温や天候といった自然条件にも大きく左右されます。
特に「気温」「湿度」「風」「雨」「霧」「雪」といった要素は、モーターの出力や水面状況に変化を与えるため、予想に大きな影響を及ぼすポイントです。
気候条件が競艇のレースにどう影響するのか、舟券を買う際に見落とせないポイントを紹介していきます。
買い目に迷った場合は、プロの予想を活用するのも一つの手です。無料予想だけの利用も可能です。
以下のサイトは簡単なメール登録、もしくはGoogleアカウントからの登録だけで、すぐに予想を利用できます。登録料・月額料金は必要ありません。
「競艇」気温・湿度の変化とモーター出力への影響とは?

モーターは気温や湿度に大きく左右される機械です。これらの要素が変化することで、出足や伸びに違いが生じ、モーターの本来の性能が発揮されにくくなるケースも少なくありません。
気温が高いとモーター出力が落ちる
気温が高くなると、空気が膨張して密度が低くなります。そのため、モーターに取り込まれる酸素量が減少し、「燃焼効率が悪化→モーター出力低下」になります。
特に夏場の昼レースは出足が鈍くなりやすく、イン逃げが不発に終わるケースもあります。
反対に気温が低い冬場は、モーターの燃焼効率が良くなり、パワーのある「伸び型」モーターが活きる傾向があります。
湿度の上昇もモーター出力に影響する
湿度が高くなると、空気中に含まれる水蒸気の割合が増えます。これにより、酸素濃度がさらに下がり、モーターのパワーが出にくくなります。
特に梅雨時期や雨天の開催では、湿度が90%近くに達することもあり、モーターが「重たく」なることもあります。
急激に温度や湿度が変化した場合は、調整力のあるA級選手やベテラン選手が有利になる場合があります。
「競艇」雨・強風・雪・霧がレース展開に与える影響

競艇は気温以外にも、気象状況がレースに影響を及ぼします。中でも「視界不良」や「水面荒れ」が発生する天候には要注意です。
気候条件 | レースへの影響 |
雨 | 小(雨だけではレースは続行) |
風 | 大(波が立ち、状況によっては安定版装着、中止の可能性あり) |
雪 | 小(大雪の場合は、視界不良で中止の可能性あり) |
霧 | 大(視界不良で中止の可能性あり) |
雨の日のレースは視界と水面に注意
競艇は多少の雨ではレースに大きな支障はなく、よほどの大雨でない限り開催は継続されます。
雨自体が水面状況に大きく影響することは少ないとされていますが、以下の点で微妙な変化が生じます。
- 視界が悪化することで、スタート勘やターンの正確性に影響
- 湿度が高くなりモーターの出力が低下
強風による波の影響と「安定板」装着
競艇は雨よりも風の影響を受けやすい競技です。強風で水面が荒れると、レース展開に大きな影響が出ます。
風が非常に強い場合には、安全を考慮してレースが中止されることもあります。風による影響は以下の通りです。
- 水面が荒れ、ターン時に艇が不安定になる
- 安定板の装着、通常3周→2周への周回短縮になる場合がある
「安定板」は、荒れた水面で艇のバランスを保つための補助装置ですが、出足や伸びに影響を与えるため、舟券予想にも注意が必要です。
「安定板」の詳細は、以下の記事で解説しています。

雪の日のレースは視界不良に要注意
積雪そのものよりも、降雪による視界不良が主な影響となります。雪は雨と同様に、それほど影響がないとされます。
ただし、大雪による視界不良の場合は、レースが中止になる可能性が高いです。
濃霧による開催中止のリスク
濃霧が発生するケースはそれほど多くありませんが、発生した場合には注意が必要です。
濃霧が発生するとスタートラインやターンマーク、大時計が見えづらくなるため、安全を考慮して中止判断が下されることが多いです。
まとめ

気温や気象条件は、競艇において予想の精度を左右する非常に重要なファクターです。ポイントをまとめると、以下になります。
- 【気温・湿度】→ モーター出力に影響。夏場は出足が鈍り、冬場は伸びが活きる
- 【雨・風・雪・霧】→ 視界や水面の状況に直結、競艇は風の影響を大きく受ける
温度変化や気象条件は、当日の展示タイムや選手コメントと合わせて確認することで、予想の精度がさらに上がります。