競艇(ボートレース)では、風が強く波が高い荒水面では「安定板(あんていばん)」が使用されます。
「安定板」とは何なのか?舟券予想への影響についても解説します。
買い目に迷った場合は、プロの予想を活用するのも一つの手です。無料予想だけの利用も可能です。LINEの「友だち登録」で、すぐに予想を利用できます。登録料・月額料金は必要ありません。
競艇の「安定板」とは?強風と水面が荒れた時に装着

競艇の「安定板」とは、荒れた水面でもボートを安定させて走行できるようにする補助装置です。
U字型の部品をモーターに取り付けることで水の抵抗面積を増やし、横揺れや跳ねを抑え、選手が安全にレースを行えるようになります。
以下の動画では、「安定板」の構造や効果について詳しい解説が見られます。
「安定板」の舟券予想への影響は?基本はインコース有利

「安定板」をつけるとインコース(1号艇の逃げ)が有利となりますが、一方で別の意見もあるので注意が必要です。
伸びが鈍る可能性があるためインコースが有利に
「安定板」を装着すると艇が安定する一方で、水の抵抗が増すため、加速力や直線の伸びが鈍ります。
特にダッシュ勢の選手にとっては「伸び足」に影響が出やすく、インコースの逃げが有利になりやすいです。
また、荒水面では比較的守りの走りになる傾向があり、イン逃げが決まりやすくなります。
「安定板」装着時の展示タイムに注意
「安定板」をつけるとチルト(モーターの角度)やプロペラの調整が必要となります。急な「安定板」使用時は調整が難しく、実戦での対応が必要になります。
「安定板」の装着によって、モーターの挙動が大きく変化することもあります。「安定板」装着時の展示タイムにも注意が必要です。
安定板が付くと「攻めやすくなる」という意見もある
一方で、安定板を装着することで、艇が安定し、思い切った攻めができるという意見もあります。
競艇界のレジェンド今村豊さんは「安定板があるからこそ、安心して握って回れる」と競艇のYouTube番組で語っており、攻められる意見もあります。
したがって、「安定板=イン逃げ有利」とは言い切れず、選手のタイプや過去の荒水面実績も踏まえて舟券戦略を立てることが重要です。
例えば「安定板」がよく装着される「江戸川競艇場」の場合、荒水面は当地勝率を重視するなどの舟券戦略が有効です。他場でも「安定板」が装着されたら、地元選手を狙うと的中率アップの期待ができます。
まとめ

競艇の「安定板」は、荒れた水面で安全を確保するために装着される補助装置です。
一般的には慎重なレース展開となりイン逃げが有利とされますが、中には「安定板」でも積極的に攻める選手もいるため、選手ごとの適性を見極めることが予想のカギとなります。